節分の会の始まりから楽しい場なんだろうな。と、ウキウキ!ワクワク!
今年度の節分の会のねらいは、節分の由来を伝える事でした。
由来を知るという事は0.1.2.歳児にとっては、少し難しいと思いましたが、今年は特に能登半島地震の事も伝えたい気持ちがありましたので、子ども達に知らせてみました。
まず、節分とは春が始まる前の日。冬と春を分ける日だという事を紙芝居で伝えました。節分にどうして鬼か来るのか?という疑問は、昔から冬から春にかけて起こりやすい病気や災害を鬼に見たてて追い払う。
又、皆の心の中にも鬼がいる事を伝え、心の中に絵で描いた鬼を大きな鬼に貼り付けて知らせました。
皆の心の中の鬼は「意地悪鬼」「泣き虫鬼」「いやいや鬼」「怒りん坊鬼」と説明しました。
そういった心の鬼を知らせる時、真剣に聞く姿がありました。
そして、鬼が怖がるものは豆、ひいらぎ、イワシの頭の匂いである事を説明し、ひいらぎの葉は実際に指で触ってみたり、ひいらぎの葉を手に当ててみたりしました。チクッとするひいらぎにビックリする子もいました。
理解するまでは難しいようですが、場面場面、真剣に聞いている姿が見られました。
最後に、ピアノの曲に合わせて「豆まき」をうたって、豆まきをして悪い鬼をやっつけよう!と、豆まきを始めました。
豆まきでは、ぞう組さんは今年度初めて屋上で行いました。豆まきの豆を入れる三方も今年初めて準備してみました。
ぞう組は屋外で解放感たっぷり!
三方を片手に持って鬼に向かって豆を一生懸命に投げて楽しみました。
終わりの方に雨が降って来て丁度、雨降りの為「雨だ!鬼をやっつけたから雨が降って来た。」と、雨と共に鬼を追い払うタイミングが丁度良かったです。
うめ、ひばり組は、鬼のお腹に張った意地悪鬼や泣き虫鬼を的にして豆まきができました。
うめ組さんは、大きな鬼は怖いようで鬼からは目を逸らせて、三方に豆を集める事に楽しんでいました。
ひばり組さんは三方に豆を入れてもらうと、鬼に向かって一生懸命になって投げる子や、集める事に夢中な子や怖がる子もいましたら、最後に鬼が逃げて行くと、追い出す事が出来て満足気でした。
様々な楽しみ方がありました。
悪い鬼をやっつける事が出来ましたので、病気や悪い災害時はこれで安心ですね。
今回の節分の行事では、先生方から節分の由来を初めて知りました。といった声が聞かれました。
先ずは大人から節分の本当の意味を知ること。そして、薄れて行きつつある日本の伝統行事を若い世代に伝えていく事を、これからも大切にしていきたいと感じました。
節分の会実行委員長 欅谷 恵